603619 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Ride On U.S

Ride On U.S

レース活動


 
 レース活動を始めたのは就職する年の99年。ちょうど内定が決まって、後は修士の研究最中の時です。レースする前は何やっていたのか、どうしてレースする気になったのかなどを簡単にご紹介します。案外簡単にレースは始められることをわかっていただき、より多くの人が今後レースに参加してくれるようになれば幸いです。

 バイクに興味を持ったのが16歳の頃。当時うちの高校には自動車科があってシャシダイも普通にありました。そんな高校は都内では唯一だったので結構人気があったみたいです。
当然私も電子科ながら機械には興味があったのでバイクに興味を持ち、当時はヤングマシンなんかを読んでました。免許を取ってもいい学校だったのですが、結局在籍中は取りませんでした。

 大学には見事全敗して、浪人が決定。予備校通い。当時付き合っていた子は茨城の短大へ。当然私には足がないので始発電車で通うこともしばしば。となると欲しくなるのがバイクってやつでして原付免許を取得。弟が先に免許を取ったのもきっかけです。最初に乗ったのはRG50ガンマ。これで一気に行動範囲が広がりました。

 その後、彼女が車に乗っていたので、車の免許も取らねば!ということで密かに川原で2回ほど走らせてもらいそのまま一発免許へ。5回で仮免取得。本試験は1回で合格。Total3万円也。この頃からバイクの方も走り屋なんてのに憧れ始めていて中型バイクが欲しくなり始めます。となると車同様中型免許も一発で受けて5回で合格。初めて買ったのがTZR250初期型。当時1KT(正確には2XT)と呼ばれていた88年型パラレルツインエンジンです。250ccのバイクを買った後はアルバイトを家庭教師からバイク便に変更。週末は走り屋。たまにバイク屋さんとツーリングに行くというバイク漬の日々でした。覚えている限りでは東神奈川~銀座(勝どき)を25分という記録がありますがあまり自慢できることではありませんね。
 
 その後、事故を何回か経験したり、いろいろやって180日免停。
このころかなり暴れてましたから^^。で免停明け買ったのがNSR250Rの90年型。これをバイク便ネイキッド仕様にして走っていました。NSRのHPも作ったりしました。

 そんなこんなで97年夏に当時通っていたバイク屋さんに誘われ筑波サーキットの走行会に参加。何で誘われたのかというと、このまま一般道走っていたらいつか死ぬ!と思われたから?らしいです。今でも時折そのお店には顔を出します。
レースをしている人からは、初めての筑波サーキットで1分10秒切れれば上等上等と言われていたけど、結局10秒2で切れなかった。悔しかったな~自分。
首都高、峠で高速にも慣れていたんですが切れませんでした。

 そんな生活をしているからか、大学院合格と同時に彼女には振られ暇人生活を強いられます。で余った時間でなんかやることないかと思ったら、たまたま知り合った人のお父さんがレース関係者で筑波や富士サーキットのオフィシャルバイトを経験させてもらいました。でなぜか勘違いが始まり、本格的に俺も!と思い始めました。雨の98年8月筑波で初めてST250が開催されます。そこではじめてST250を知り、これならオレでもできるかも!とレース後にDFRのピットにお邪魔して挨拶しました。その時初めて声かけたのはどうみても監督だろうなと思った○部さん。チーム員にしかわからないと思いますが○井さんと○部さんみてどっちに声かえるといったらわかっていただけるでしょうか。

 その後、ネットで知り合った人が丁度レースをやめることになり、トランポからバイクまで丸ごと一式売っていただけることになりました。その方の最後のレース(富士)で、紹介されたのが我チームエースの○さん。FISCOのSP250だったと記憶しています。98年夏にマシンを譲り受け、すぐ筑波のライセンス取得。秋には毎週ファミリー枠を走りに行ってました。Settingなんて全くわからなかったので全部ノーマルに戻してノーセッティング仕様にしました。○さんにNormalでも4秒出ると言われたのもあります^^;

で寒くなりかけた10月の終わりに筑波の最終戦がありその練習に来ていた人や、監督がいたせいかかなり気合入れて走って6秒に入れました。2秒落ちでしたが、フルノーマルのNSRで6秒は嬉しかったですね。その後監督と相談してSP化計画を発動。翌99年正月からSP仕様で走り始めました。年明け冬は寒いわ、マシンは激速いし、9秒そこそこでちんたら走っていましたが、いきなり2月の開幕戦に出場。予選で8秒くらいだったかな?決勝ではBest6秒フラットで初レースを終えました。

 当時予選とか車検とか全くわかりませんでしたが、優しい?監督のフルサポートのおかげで事故もなく無事終えることが出来たのがつい最近のことのようです。あれから6年か~早いもんですね。

 と昔を振り返ってみましたが、まずレース活動を始めるには上記以外に資金が必要です。確か50万ぐらい借金した記憶があります。トランポとNSRは30万でした。残りはライセンス代とかメンテナンス代になる訳ですが、私のように極力お金のかからない方法がお勧めです。最初からお金のかかることをしてもまず必要ないですから。ノーマルって案外いけてます。タイヤは拾ってましたね。でガレージで自分で交換してました。スリップサインが出るまで走りこみました。今では1レースで捨てちゃうのにね。

 これ以外に、つなぎやらメットやらグローブやらまあいろいろ金がかかります。なのでレースをやるのに何が必要といわれたら最後はやっぱりお金かもしれません。運とか速さとか根性とかいろいろオプションもありますが、先立つものがあってこそのものだと思います。

 でレーシングチームの門をたたいてしまうことです。趣味で走っている人や仲間内チームでも構いません。レースは一人ではできませんから多少敷居が高くてもまずは顔を出して見ましょう。きっと笑顔で迎え入れてくれると思います。

だって私でも入れてくれたんですから。


© Rakuten Group, Inc.